看護過程とは。
2年生から始まる看護過程。
私には、最初、何の為にあるのか、
何の為に勉強するのか。
「?」でした。
意味が分からない。。
これも実習に向けての準備です。
看護過程とは、ざっくり言うと、
患者さんの看護をする上で、
必要な看護(観察すべき点・問題点)を挙げることです。
医師は病気の診断を行なう。
看護師は、看護をする上で必要な援助を診断し、
目標を立て、目標に向けて、『支援&評価&目標再考』を繰り返していくのです。
最終目標は、問題点が改善・解決し、診断がなくなることが一番良いのですが、
看護診断によっては難しいことも多々あります。
疾患や高齢者によっては、理解力も認知機能も乏しい場合、難しいですね。
問題点(看護診断)を無くすことは難しくても、出来ることは、、
改善されるよう目標を立てる、観察を続け、
先に予測されるリスクを考え、悪化防止をしていく為に
何をすべきか、どのような観察をすべきか、考えていくことが求められます。
常に看護師は、患者の病状・体調悪化のリスクを考え、
どんな観察をしていくべきか、何をすべきか。考えながら行動することが大切です。
つまり、問題提起とリスク管理ですね。
これが看護診断です。
実習では、とても大切です。
患者の目標を立てる際に、
問題点(看護診断)がズレていると、目標が患者に合わないことになります。
目標が間違っていると、援助内容がズレます。
ここのズレが生じると、
看護師や担当教員に突っ込まれます。
あまりにズレていると、要注意人物として、目をつけられてしまいます。
大体、実習グループの中に1−2人は目を付けられている学生、
行動計画発表でながーい時間突っ込まれ、拷問の時間を過ごす学生がいます。
座学で学習する際、やっておくべきことは、
どんな場合に、何の看護診断が該当するのか。を知っておくことです。
看護診断は、
元々、海外の文章が翻訳された物です。
つまり、漠然とした言葉で表されていることが多いのです。
(因に、私はNANDAを使用していました。)
どこまでの状況・要素を、看護診断に当てはめれば良いのか、、
それをある程度、知っておくと良いと思います。